運動 体温36.5℃を目指す生活術 |
運動で体温と基礎代謝を上げましょう
運動をして筋肉をつけることも、低体温を改善するために欠かせない対策。
筋肉を増やすと体温も上がる
人間の体温の40%以上は筋肉から発生するため、運動不足になると体温が十分に作れません。
また、私たちの筋肉量は20歳頃がピークで年を追うごとに減っていきます。
筋肉は動かさないと非常に速いスピードで失われます。
女性は男性より筋肉量が少なく、血圧も低いので、血行が悪くなって低体温だけでなく冷え性にもなりがち。
これを改善するには、「第二の心臓」とも呼ばれ、血液循環に大きな役割を果たす脚を鍛えることが大切です。
下半身の筋肉は全身の約70%を占めるので、ウォーキングなどで脚を動かせば効果的に筋肉が増え、熱の産生量も増えます。
基礎代謝が上がると食べても太りにくい体に
運動の習慣をつけ、筋肉が増えると基礎代謝も上がります。
すると消費できるカロリーが増え、食べても太りにくい体に。
逆に、運動せず食事制限するだけのダイエットだと、減るのは脂肪より筋肉と水分。
しかも、リバウンドするときは筋肉が増えてしまいます。
こうなると筋肉が減って熱を作る部分も減り、基礎代謝は落ちてますます太りやすくなります。
つまりダイエットするなら食事制限ばかりするのではなく、運動を積極的にした方が体温も高くなり、やせやすい体になれるのです。
骨盤のゆがみを正せばさらに美しく健康に
また、プロポーションの崩れは骨盤のゆがみから来ることも。
骨盤のゆがみは、血行不良やホルモンバランスの乱れに結びつくといわれており、低体温の原因にもつながります。
内臓も圧迫されがちなので代謝も悪くなり、さらに内臓が下がってぽっこりお腹になるなどの原因にも。
こうした骨盤のゆがみも、運動で効果的に改善したいものです。
筋肉をつけるとともに体のゆがみもとる運動を日常から心がければ、さらに健康で美しいラインの体を手に入れることができます。
ストレスを解消したり、人とのつながりが増えたり、心の安定にも。
また運動は、心にもよい影響をもたらします。
悩みごとがあって落ち込んでいても、運動すると気分がすっきりすることがあります。
これは、運動による刺激が自律神経にも影響を与えるため。
また運動中はその運動に意識が集中し、脳波はリラックスした状態になります。
さらに、誰かと一緒に行う運動なら、その仲間と会話したり、コミュニケーションをとるきっかけとなり、人の輪が広がることで心が豊かになります。
このような面からも、運動を日常的に取り入れることがおすすめです。